歴史民俗資料館

郷土の歴史や文化を貴重な所蔵物や資料を通して知ることができます。
隣接する特別展示室や多目的スペースでは、様々なイベントを開催、
イベントのない時は学習施設としてご利用いただけます。

藍染・織物・農具
・くらしと道具・伝統産業

2階に上がると、巨大な御糸織り作業と正藍染め作業のパネルに囲まれた明和町航空写真がお出迎えします。

藍 染

Indigo dyeing

明治七年以来藍染めを続けている御絲(みいと)織物(松阪市郊外)は、大変貴重な存在です。 ここでは、藍を畑で育てるところから手がけています。三月に種蒔き、七月、花をつける前に刈り取り、積み上げて水と掛け、百日程度ねかせると発酵します。仕上がった藍は、少しずつ古い藍槽(工場内には掘り下げられた藍槽が14個ある)に加えられ、ほどよい温度で二次発酵し「藍の花」を咲かせるのです。 染め師はこの発酵に全神経を傾けています。 なめてみて、辛いか無味か…。藍は生きもの。気を抜くと美しい発色は望めないといいます。 藍槽から棒で引き上げられた糸は、緑色から一瞬の内に藍色に。空気に触れて初めて発色するのが藍染の特徴です。ひたしては絞るという作業を七回ほど繰り返し、糸は空色から青へ、青色から藍色へと色を纏っていきます。 好天気の日に、中庭に幾列にも糸が干されるその光景は、大変見事なものです。

明和町の伝統産業である御糸木綿の藍染めの工程を模型を使って再現。

特別展示室

各種展覧会を催します

特別展示室では、書道展や絵画展など、月替わりで様々な展示をしています。
(特別展示のない月もございます。)

多目的室

学習スペース/図書館イベントスペース

図書館資料の使用を目的としない場合は
学習スペースの利用をお願いしています。

◎ ノートパソコンの持ち込み利用可能
◎ ペットボトル等、蓋つきの飲み物に限ります
× お弁当・お菓子など食事は不可です

※イベント開催時は学習スペースを閉鎖させていただくことがあります